提携弁護士(非弁提携弁護士)とは?
提携弁護士というのは、整理屋グループと組んでいることが多いのですが、実態は次のように様々です。
■整理屋グループが弁護士事務所を借り、事務員も整理屋グループの仲間であるケース
■一応、弁護士として独立して事務所を構えているが、整理屋グループから多重債務者を大量に紹介され、事件処理するケース...など
また、こうした提携弁護士には次のような問題があります。
■弁護士費用が高額
提携弁護士の弁護士費用はべらぼうに高いです。弁護士会法律相談センターの標準弁護士費用の数倍というのもめずらしくないようです。
■ずさんな事件処理
提携弁護士は、きちんと事件処理をしていないことが多いということが問題になっています。
依頼者が心配になって問い合わせても、事務員が対応するばかりで、弁護士からきちんとした回答がないことも多いということです。
なぜ提携弁護士になるのですか?
提携弁護士になるきっかけは様々ですが、次のようなケースが多いようです。
■懲戒処分を受けて仕事に困った弁護士に整理屋が持ちかけるケース
■すでに提携弁護士が他の弁護士を紹介するケース
■直接“多重債務を処理する弁護士募集”というダイレクトメールを送りつけてリクルートするケース
自分が依頼した弁護士が提携弁護士だったら?
このような提携弁護士に依頼しても食いものにされるだけですから、絶対にやめた方がよいです。
もし、自分が依頼している弁護士が提携弁護士かもしれないと不安に感じたら、弁護士会主催の法律相談で相談してみるとよいと思われます。
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